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タープは張り方を間違えると雨の日に雨水が溜まって崩壊したり、強風の時にバタバタと煽られ危険だったりと設置方法で気を付けないといけない事がいくつかあります。
キャンプ初心者の方向けに、基本的な形状のレクタタープを基に各部の名称、基本の張り方(手順)を写真多めで解説していきます。
タープの設置で失敗しないための知識として参考にしていただけたら幸いです。
タープの種類や、お薦めのタープなどを知りたい方は別記事にて記載していますので、ぜひ参考にして下さい。

もくじ
タープの基本(各部名称)
タープの基本として各部の名称を説明します。(メーカーによって名称が異なる場合があります)
タープ本体

屋根にあたるシート部分がタープ本体となります。メーカーによって、また、用途によって様々な形や材質があります。
ポール

タープの形状(レイアウト)を変更する場合や、高さを調節するために必要です。
基本的には次に説明するグロメットに差し込んで使用します。
太さ、長さなど様々な種類があります。

グロメット(ハトメ)

グロメットは鳩の目のように丸い形状から鳩目(ハトメ)とも呼ばれます。
タープ本体に取付られているものと次に説明するループに取付されているものがあります。
ポールの先端を差し込む使い方(写真通り)と、ロープを通す使い方があります。
ループ

ループはタープ本体の各コーナーに取付されているものが多く、張り綱(ガイロープ)を結び付ける為の補強されたものです。
張り綱(ガイロープ)

張り綱はガイロープとも呼び、タープ本体の張りを保つため、雨や風に耐えるために張るロープの事です。
ガイロープの結び方やおすすめのガイロープについて詳しく知りたい方は別記事を参考にして下さい。


自在金具


自在金具は、次に説明するペグで打ち込んだ状態でも、自由にガイロープの長さを変更できるストッパーの役目があります。
各ガイロープの全てに取付するのをお薦めします。
様々な材質や形状があるので好みの物を選べば良いかと思います。
参考までに、一般的によく使われる自在金具をご紹介します。

ペグ

ペグはガイロープを固定するために使うもので、様々な種類があります。地面の硬さなどによって形状や種類を変更します。

どんな時にどんなペグが良いのか別記事にて記載しています。ペグについて知りたい方は参考にどうぞ。

タープの張り方(基本の手順)
まず最初にタープを張る場所を決めましょう。

風向きや太陽の方向をメインに決めましょう。

位置が決まったら、タープ本体を広げます。(本体全部より半分に折った状態が良い)


半分に広げたタープ本体のメインポールを立てる予定位置にポールを置きます。

ポールとタープ本体部を頂点にして、ガイロープをループに括りつけ、ポールの長さで仮置きします

メインポールが1本のタイプではガイロープを2本広げます

広げたガイロープの先でペグを打ち込みます。


ポールの先端をグロメットにしっかりと差し込んだ状態で起こします。

step8と同手順でポールを両方ともに立てます

ポール2本の状態でポールとポールの間がしっかりと張りのある状態で、真っすぐになるように自在金具で調整します。




タープ張りのコツとシーンごとの設置例
基本手順は先に説明した通りですが、強風時や雨天時などではポールの本数を増やしたり、ガイロープの本数を増やしたりと色々な工夫、レイアウトの変更が必要になってきます。 ここでは、様々なシーンでのちょっとしたコツや設置例(レイアウト例)を説明します。
タープのアレンジについて、別記事にまとめたものがあるので、参考にどうぞ。

ちょっとしたコツ
タープ設置時のちょっとしたコツと注意事項をご紹介
- 風が強い時は仮でタープ本体のコーナー部にペグを打つと良い
- 風が強い時は風上から設置する(ペグを打つ)と設置しやすい
- レイアウトを色々変更する時はガイロープの長さを変更したり、ポール本数を増やすと良い
- 雨天時はなるべく低く設置すると雨を防ぎやすい
- 風向きに注意し、風上側は低めに設置すると煽られ難い
- 太陽の向きと高さに注意し、東西方向に長手の日除けを作ると良い
- メインロープは長めの物を用意するとレイアウト変更がやりやすい
- ガイロープを自在金具で調整する時は全体をまんべんなく張っていくとシワになりにくい
- 片付ける時はなるべく乾燥させてから収納する方が良い
強風時
強風時の組立は風上から設置するのを心がけ、タープ本体が飛ばない様に仮でペグ打ちをして固定しながら行うと良いです。

設置レイアウトとしては、なるべく低めに立てて風上側を低くするのが良いです。

雨天時
雨天時は雨がなるべく入らない様に三角形を低めに作り、雨水が溜まらないように水の流れ道を作ると良いです。

コーナー部などに水の流れ道を作っておいて、バケツなどで受けると周囲がぬかるみ難いです。

日差しが強い時
日差しが強い時は、太陽の方向からの日差しを防ぐように設置すると日陰面積が増えます。

大人数の時

のレイアウト一例 ポール6本(または4本)の平張り
その他
普通の使い方とはちょっと違うタープの張り方(使い方)

まとめ
タープの張り方の基本手順を、なるべく分かりやすいように写真を多めに説明しましたが、なんとなく理解いただけたでしょうか?
張り方の基本手順通りにタープを設置すれば、雨天や強風の時でも安心してタープが張れます。
また、今回説明したレクタタープはタープの中でも基本的な形をしており、色々なレイアウトが出来るので、雨天、強風など様々なシーンで活躍出来るお薦め形状のタープです。
タープの選び方が分からない方は別記事を参考にして下さい。

タープの基本をおさえて、快適なキャンプライフを楽しんでいただければと思います。

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