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キャンプ用品には色々な物がありますが、その中でもキャンプに欠かせないアイテムとしてペグは重要な役割を持ちます。
キャンプ初心者の方であれば、テントやタープを購入した時に付属品として付いてくるペグを使われている方も多いのではないでしょうか。
ですが、キャンプ場の地面の硬さや天候によっては、付属品のペグではテントやタープが倒壊し、危険な場合があるので注意が必要です。
タープが倒壊したりと大変な思いをしないように、どんな種類のペグがあって、どんな時に使えば良いか、ちょっとした知識として覚えておくと、キャンプが快適なものになります。
ご自身のキャンプスタイルに合ったペグ選びの参考になればと思います。
※付属のペグが頑丈なものである場合はそのままでも問題ありません
この記事を読むと、以下のことがわかります
・ペグにどんな種類があるのかわかる
・ペグはどんなものを選べばよいかわかる
・自分に合ったおすすめのペグが見つかる
失敗談とかいらない、どんなペグがあるのかすぐに知りたいって方は ↓ の目次から飛んで下さい。
もくじ
初めに失敗談を
私がキャンプ初心者の頃、風の強い時にキャンプをしていた時、当時のタープに付属していたペグで固定していました。
固定方法は問題は無かったのですが、途中から雨が降り、地面がどんどん柔らかくなってきて、風が一気に強くなった時、タープが吹っ飛んで転がり隣のキャンパーさんエリアに多大な迷惑をおかけした事があります><
また、テント設営中にペグ打ちをしていなかった時に、突風が吹いてきて設営途中のテントが転がってしまった。
などなど、ペグの選定ミスや打ち込みミスでとんでもない事になった経験が何度かあります。
普段は問題なくても、強風の時ほどペグの重要性が分かった出来事です。
他にも硬い地面にペグが刺さらなかったり、砂地でペグがすぐに抜けてしまって役に立たなかったり……
今では、適切なペグで快適なキャンプをおくれていますよ♪
ペグって何?
Wikipediaではこう書かれています。(用途を絞って抜粋しています)
- 釘や杭のうち、特に以下のようなものの呼称として用いられる。
- テントやタープを張るロープを地面に固定するためのもの。一般的に金属製とプラスチック製があり、地面の土質や固さによっていろいろな種類が用意されている。
ペグには、プラスティック製の物から鋼鉄製の頑丈なもの、長さや形状など様々あります。
もしかしたら、勘違いして適正ではないペグを、お使いの方もおられるかもしれません。
失敗談で分かるように、私も昔は何も考えずにテントやタープ付属のペグを使用していました……
テントの倒壊もですが、地面にペグが入っていかないという経験もあります。
ご自身がお持ちのペグを、一度見直してみてはいかがでしょうか?
【キャンプ初心者向け】ガイロープの選び方とお薦めのガイロープ10選ペグの種類(材質)
ペグの材質は様々で、樹脂製のものからスチール、鍛造、鋳造、合金、ジュラルミン製、etc……
などがありますが、ここでは大きく分けて樹脂製、アルミ製(スチール)、鋼鉄製(鍛造、鋳造、合金等)としてそれぞれの特徴を説明します。
樹脂製ペグの特徴
出典:Amazon
樹脂(プラスティックやABS樹脂)製ペグの特徴は、なによりも軽い事です。また、値段も安めでテントやタープなどの付属品として付いてくる事も多々あります。
用途としてはレジャーシートの押さえとして比較的荷重のかからないものに対して使う事が多いです。テント、タープの固定用としても使えますが、強い荷重がかかる場合には折れたり抜けたりする事があるので注意が必要です。
一般的にV字型が多く、スクリュー型やネジ型などの変わった形状や複雑な形状のものもあります。
メリット | 軽い 値段が安い 錆びない |
デメリット | 強度に不安がある 衝撃に弱く複数回の使用で疲労により折れる事がある 強度を持たせるために太いものが多くて荷物になる |
アルミ製ペグの特徴
アルミ製(スチール製)ペグは軽くて色んな形状のものがあるのが特徴です。また、カラーバリエーションも多く見た目が良いのも印象的ですが、ものによっては、硬い地面や地下に石などがある場合に強引に打ち込むと、グニャっと曲がってしまう事があります。また、強風の時にはテントやタープが風で煽られ、その勢いで曲がる事もあります。
用途として、様々なシーンで使用できるため万能タイプのペグで、U字型、V字型、Y字型など形状も豊富です。
メリット | 錆びない プラスティック製より頑丈 軽い カラーバリエーションが多い |
デメリット | 硬い地面では曲がる事がある 打ち込む角度を誤ると抜けやすい |
鋼鉄製ペグの特徴
鋼鉄製のペグはとにかく頑丈です。(鋼鉄製には鋳造、鍛造、合金などがある)
硬い地面や湿った地面など様々な用途で使え、正直なところ、このタイプのペグがあれば、まずペグのトラベルに悩まされる事は無いでしょう。ただし、形状によっては砂地などで抜けやすいものもあるので注意が必要です。
メリット | 硬い 頑丈 |
デメリット | 重たい 嵩張る 値段が高い 塗装が剥がれると錆びる |
材質によるペグの特徴を一覧表にまとめてみました。
鋼鉄製 | アルミ製 | 樹脂製 | |
値段 | × | 〇 | ◎ |
重さ | × | 〇 | ◎ |
強度(硬性) | ◎ | △ | × |
貫通性 | ◎ | △ | × |
腐食性 | △ | 〇 | ◎ |
ペグの種類(形状)
ペグの材質について説明してきましたが、今度は形状について、どのようなものがあるのか説明します。
ここで説明する形状以外にも色々なペグが存在しますが、代表的な形状のものの特徴をピックアップしています。
V字型・U字型ペグの特徴
V字型・U字型ペグはプラスティック製やアルミ製に多く、言葉通り断面がV字(U字)で地面に食い込み易いのが特徴です。
また、軽くて扱いやすいのが一般的です。
U字型は砂地などの柔らかい場所で使用する事が多く、V字型はペグの中でも一番ポピュラーな形のペグです。
Y字型・X字型ペグの特徴
Y字型・X字型ペグはアルミ製や合金製に多く、V字型やU字型より断面が多いため、食い込みにくいけど抜けにくいのが特徴です。
また、V字型やU字型に比べると強度があります。
ピン型ペグの特徴
名前のまんまですが、ピン(先端が尖った丸棒)の形の単調な形状で、真っすぐで表面がツルツルの丸棒が多く、アルミ、スチール、チタン製のものなどは比較的軽く扱いやすいのが特徴です。 鋼鉄製のものもこの丸棒のタイプが多いのですが、その場合は材質によっては重たいです。
ペグの形状による違いは強度が変わる事と打ち込み時の食い込み方の違いであらわせます。
そこで、対応する地面の硬さによってどのタイプのものが良いのか一覧表にしました。
対応する地面の硬さ | |
V字型 | 比較的柔らかい地面 |
U字型 | 砂地など柔らかい地面 |
Y字型・X字型 | 硬めの地面~柔らかい地面(万能タイプ) |
ピン型 | 硬い地面(鋼鉄製)、柔らかい地面(アルミ・スチール製) |
適正なペグの長さ
ペグの長さは10㎝くらいの短いものから、50㎝超の長いものまで色々な長さのものが存在します。
短いほど地面に食い込ませるのが楽ですが抜けやすく、長いほど食い込みにくいが抜けにくいのが一般的です。
また、短いペグはレジャーシートなどを簡易に固定するときに重宝し、ソロキャンプやレジャーキャンプ、デイキャンプなどで使うのに適しています。
一般的にはテントの固定では20㎝前後のもの、タープの固定では30㎝前後のもの、砂地や柔らかい地面の固定では40㎝以上のものが推奨されます。
固定するものによってペグの長さを変える事が重要です。
シーン別のお薦めペグ
ペグの種類について材質と形状について説明してきました。次はシーンごとにどのようなペグが良いのか、私がメインで使用しているペグのご紹介と、売れ筋のペグをシーンごとに説明します。
硬い地面や岩場でお薦めのペグ
硬い地面や岩場では、アルミやプラスティック製の場合、打ち込む過程でペグ自体が曲がったり折れたりする事があるので、鋼鉄製のペグが断然お薦めです。
【エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm カチオン電着塗装 8本セット MK-280K MADE IN JAPAN】
私の愛用品です。
単純な丸棒ではなく楕円形になっているため、地面へ打ち込んだ後もクルクル回る事なくガッチリと固定出来ます。
2016年に購入してから5年間で相当回数の使用をしていますが、埋め込む先端部分と叩く末端部分の電着塗装が剥がれた程度で、折れたり欠けたりの損傷は今のところ皆無です。
次にご紹介するのは、チタン製の鍛造ペグ【iBasingo 24CM/30CM/35CM チタン合金製 鍛造ペグ 】です。チタン製なので錆びませんし、変形にも強いです。
芝生など普通の地面でお薦めのペグ
芝生などで地面が固くもなく柔らかくもない場合は、基本的にどのようなペグでも安定して使用できます。
費用を抑えたい場合はプラスティック製のペグで高強度のものであれば十分に満足できます。
テントやタープに最初から付属されているペグは、だいたいがこのタイプ。
【プラスチック製のペグ】
通常使用時や費用をおさえたい方におすすめのペグです。
テントやタープ購入時の付属品として付いてくるものもよくあります。
【アルミニウム合金製 軽量ペグ】
テント用であれば、【ペグ テントペグ アルミペグ タープペグ 軽量ペグ アルミニウム合金製品 強度強く 硬い土 砂地 草地用 ソリッドステーク ペグバッグ付き 携帯しやすい テント用】もお薦めです。
砂地など柔らかい場合でお薦めのペグ
砂地など柔らかい地面では長いペグやU字型のペグがお薦めです。
砂地用や、U字型のお薦めペグをピックアップしました。
【ペグ テントペグ アルミ合金 U字型ペグ 砂地 サンドペグ 土地専用 高強度 軽量 31cm 6枚入り アルマイト加工 錆びにくい ビーチ 砂浜 雪 テント設営 アウトドア キャンプ用具】
U字型ペグで、長さもそこそこあるので、砂浜や雪などで活躍できます。
また、比較的に費用が安めなのもおすすめポイントです。
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)PC,サンドペグ45.5cm】
ABS樹脂で軽量なのと、返りが付いてあるので砂地でも抜けにくいのが特徴です。
また、長さも45.5cmと長く、しっかりと埋まるのもGOOD。
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ペグ 38cm テント・タープ部品 PC. サンドペグ プラスチックペグ】
こちらは、先程のサンドペグより少し短くなりますが、4本セットなので費用的にはこちらがおすすめです。
海辺など柔らかい砂でのキャンプについては過去に記事を書いているので参考にどうぞ。
【実体験!】海辺のキャンプで注意すべき4つのポイント!対策も合わせてご紹介
強風時にお薦めのペグ
強風時のペグは鍛造や鋳造など鋼鉄製のペグがお薦めです。
アルミ製のペグの場合は変形する事があるので注意下さい。
強風時にお薦めのペグをピックアップしましたので参考にどうぞ。
【【IDAODAN】ペグ 鋳造 20cm・10本セット 収納袋付 テントペグ 強靭 高耐久鋼材 砂浜・砂利・硬い土・草地 設営専用 アウトドアキャンプ】
強風時にお薦めのペグ二つ目
【i-WANO 岩野ペグ 30cm 【 日本製 】 鍛造ペグ テント・タープ専用 ペグ】
シーンを選ばない万能ペグ5選
硬い地面~柔らかい地面、岩場や芝生、様々なシーンに対応する万能なペグを5選ご紹介します。
これさえあれば、大体のシーンで活躍してくれます。
何を選べば良いのか分からない場合に、とりあえず選んでおけば間違い無しです。
【スノーピーク(snow peak) ペグ ソリッドステーク30(6本セット) R-103-1】
長さが20㎝から50㎝で10㎝刻みに4種類があり、様々なシーンで活躍出来ます。
【エリッゼ(ELLISSE) 鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm レッド粉体塗装 8本セット MK-280RD MADE IN JAPAN】
私が愛用しているペグの色違いのペグです。
今までのキャンプ経験からこのペグが使えなかったシーンはないといえる超お薦めのペグ。
【Boundless Voyage チタンペグ ソリッド】
軽くて持ち運びが便利なのと、チタン合金製で頑丈でどんなシーンでも活躍するペグです。
サイズも複数種類があるのでご自身のキャンプスタイルに合ったものがあるのではないでしょうか。
【Soomloom ペグ チタン製 固定ロープ付き テント用 タープ用20/24/30/35/40㎝ 4本/6本/8本セット】
Soomloomの固定ロープ付きペグです。
チタン合金で軽く、反射ロープが付いているので夜間などでペグがどこにあるか一目で分かるのが優しいところですね。
【YOGOTO 30cm ペグ セット 硬い土 砂地 草地用 タープペグ φ10mm ステーク テントペグ ペグセット 収納 ケース付き 自在金具 付き】
丸棒タイプで太さが10mmあるので、硬い地面や石などがあってもそのままガッツリと打ち込めます。
また、収納袋と自在金具がセットなのでお得です。
一風変わったペグ
テントやタープの固定する用途では無いけどちょっとしたものを固定したり、犬のリードなどを固定するタイプのもの、ちょっとしたペグ打ちに便利など一風変わったペグをご紹介します。
【キャプテンスタッグ スパイラルぺグ M-9203】
我が家では愛犬をキャンプに連れて行く事が多く、脱走防止やテント設営時などによく使うペグです。
【ユニフレーム(UNIFLAME) ちびペグ(10本セット) 681527】
レジャーシートの固定や、テントのスカート部分の固定などちょっとしたものを固定する時に便利です。
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)レジャーシート用ペグ】
先程のちびペグ同様に、ちょっとした物の固定に便利です。
テントやタープの固定には適さないので注意下さい。
【NACETURE キャンプ用テント ウッドデッキ対応 ペグ・アンカー カラビナ スプリングセット アルミ製 自在金具 10本セット】
ウッドデッキなどの木の隙間に差し込んで使用するタイプのペグ(アンカー)です。
区画サイトで木製の壁でおおわれている時などに便利です。
【ペティオ(Pethio)ドッグポール】
ペグとは少し違ってきますが、愛犬用のアンカーとしてドッグポールもペット連れの場合は便利です。
ペグの収納方法
ペグの収納は、ケースなどに一箇所にまとめて入れると便利です。
我が家では鋳造ペグの他にスパイラルタイプのもの(我が家のワンコ用)や、クリップ類、S字フックなどを一緒に収納しています。
そうすれば、キャンプ場に行った時にすぐにペグ類を取り出せること、片付け時に最後に片付けれることで、荷物の片付けがスムースになるので時間に余裕が生まれます。
我が家が愛用しているペグケース、YOGOTO ペグ収納マルチコンテナボックス 収納ケース 大容量 多機能 収納ボックス アウトドア キャンプですが、カラーバリエーションも豊富でおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ペグには様々な材質と種類がありますが、適正なペグを使用しないと私のようにタープが吹っ飛んでしまったりと大変な事になります。
ご自身に合った適正なペグを選ぶことで、私のように失敗しない快適なキャンプを楽しめたらと思います。
この記事を参考に、ご自身のキャンプスタイルに合うベストペグに出会えたら幸いです。
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