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これからキャンプを始めようと考えている方で、キャンプギアを購入しようとしているけど、タープって必要なの?テントだけじゃ駄目なの?と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
また、タープを購入したいけど、どんなタープを買えば良いのか分からない。そもそも、どんなタープがあるのか分からないと、迷っている方も多いかと思います。
そこで、一般的なタープの形状と特徴を、我が家が良く使うタープ3種を基に解説していきますので、初めてのタープ選び、タープを買い替える際の参考になれば幸いです。
もくじ
タープって必要?
様々なキャンプギアの中で、欠かせないのはテントですが、行く場所や時期、天候によっては日差しが強かったり、雨天だったりとテントだけでは物足りない事が多くあります。
そんな時にタープがあれば、日陰を作る事が出来て、雨風をしのぎながらBBQや焚火をしたりと大活躍です。
実際に我が家でキャンプに行く時は毎回タープを張っていますし、テントの中に居る時間よりもタープの下でBBQをしたり、焚き火をしたりして過ごす時間の方が圧倒的に多いです。 家で言うところのリビングのようなスペースと言えば分かりやすいでしょうか?
また、キャンプ場のサイトによっては、隣のキャンパー達と目線が合ってしまい、気になる方も居られるかと思いますが、そんな時の目隠し的な意味でも役立ちます。周囲からの視線を防ぐ事でプライベート感のある居住空間を作るのにはタープは欠かせません。
タープの種類
タープと一言に言っても、様々な種類が存在します。
全ての種類のタープとなると多すぎるので、ここでは代表的な形状を3種、ご紹介します。
初めてタープを購入する方であれば、この3種のどれか一つを選べば間違い無いかと思います。
ヘキサタープは名前の通りヘキサ(ギリシャ語で6を現す)型、六角形のタープです。
基本的にメインポール2本とガイロープのみで設営が可能で、初心者でも簡単に設置出来るのが特徴です。
また、形状が六角形なので、メインポール2本の一番単純なタープの張り方でも見た目がスタイリッシュなのがお薦めポイントです。
欠点としては、日陰になる面積が四角や長方形の物と比べると少し少なくなるところで、大人数にはあまり向いていません。
レクタタープはスクエアタープとも言いますが、一般的に正方形のものをスクエアタープと呼ぶことが多いため、同じ四角形の物でも、長方形のものをレクタタープとここでは呼びます。
レクタタープは長方形なのと、大きいサイズの物が多く、日陰の面積が広く取れる事が大きな特徴です。
また、各コーナー部と真ん中のグロメットを利用する事で、色々なレイアウトが可能です。
欠点としては、レイアウトを変える時にポールが多く必要になるのと、同じ大きさのヘキサタープと比べると重たくなるのがあげられます。 また、雨の日などにレイアウトやガイロープ(張り綱)の張り方で失敗すると、雨水が溜まり朝起きたらタープが崩壊していた。などの恐れがあるので注意が必要です。
我が家がレクタタープ使用時のポールについて記事にしていますのでよろしければ参考にどうぞ。
【テント・タープ用アルミポール】三種類のポールを実際に使ってみた使用感と使用例、良い所と欠点のレビュー。Soomloomアルミポール無断階調整式 83cm~250cm、Soomloomアルミポール テント・タープ設営用分割式 プッシュボタン式 多段階調節、ロゴス システムロックポールスクリーンタープは先に説明したタープと少し形状が異なり、側面にメッシュ状の壁がある物など、屋根+壁で全体を囲う形状のタープです。
スクリーンタープの大きな特徴は囲いがある事により、完全なプライベート空間を作る事が出来る事です。
また、メッシュ状の壁面を垂らせば蚊帳として蚊や虫の侵入を防いでくれます。
地面が無いテントと言っても過言ではなく、夏場であればテント代わりにも使えます。
地面以外の全面を囲うタイプなので雨天時でも安心できる居住空間を確保できます。ただし、完全に囲った場合は風が通り抜けず煽られ易い事、夏場は熱がこもり易いので注意が必要です。
欠点としては、荷物として嵩張る事と重たい事、物によっては設置するのに手間がかかる事、それから他のタープに比べて費用が高めである事です。
タープの選び方
タープの選び方ですが、キャンプに行く場所、人数、メンバー構成、天候、時期によって一概にどのタープが良いと言うのが難しいです。
それぞれのメリットとデメリットを解説しますので、シーンやメンバー構成によってどのタイプが良いのか参考にして下さい。
- 初心者でも簡単に設置出来る
- 費用が安い
- 見た目がオシャレなものが多い
- オートサイトなど限られた区画でコンパクトに設置出来る
- 荷物が少なく出来て持ち運びが楽
- 開放感が抜群によい
- 日陰や雨をしのげるスペースが他のタープに比べて少なく、大人数の場合は物足りない
- グロメットの数によってはレイアウトが決まってしまう(色々なレイアウト変更が困難な時がある)
- テントと連結する場合、工夫が必要
- ファミリーなど大人数、複数グループで大活躍
- 日陰を広く取れる
- 隣のサイトとの目線を防げる
- フリーサイトなどで臨機応変にレイアウトを変える事が出来る
- レイアウト次第で雨風をしっかりと防げる
- 開放感がある
- 設置レイアウトを迷ってしまう
- レイアウトによっては追加でのポール、ガイロープの購入が必要
- キャンプ場のスペースが狭い場所では設置しにくい
- 雨天の場合、設置方法を誤ると雨が溜まりやすい
- ファミリーや大人数で活躍
- 完全に囲った場合プライベート感が抜群
- テントと連結出来る(し易い)
- 雨をしっかりと防げる
- 虫や蚊とは無縁の快適さがある
- 気温が低い時に重宝する
- テントなどの設置が苦手な方には組立し難い
- 初期費用が高い
- 開放感を味わい難い
- 重量が重たく、荷物が嵩張る
- 強風の時は風に煽られ易い
タープの一般的な形状3種類の特徴とメリット、デメリットがなんとなく分かったでしょうか?
実際に購入する場合は、色や大きさ、素材など他にも気を付ける事がありますが、まずはどんな特徴があるのかが分かったかと思います。他にもワンタッチ式で設置が超簡単なタープやヘキサタープよりももっとコンパクトなウィングタープなど、他にも色んな種類のタープが存在します。ここでは一例としてワンタッチ式タープを軽くご紹介します。
ワンタッチ式タープは設置するだけなら、開くだけの簡単設置なため、お薦めしたいところではあるのですが、このタイプのタープ、雨は防げますが強風の場合などでは正直、役に立たないです。 設置の簡易さからペグ等で固定しない方も多く、強風に煽られて転倒するのもよく見かけます。(危ないです) そのため、ちょっとした日除け対策として、大人数の時のサブタープとしては重宝しますが、最初に購入するメインタープとしては心許ないかと思います。 また、設置の際にはペグ打ちをしっかりと行う必要があります。
お薦めのタープ
代表的な3種類のタープについて、特徴は大体分かったけど、どんなタープがあるのか分からないと、まだ疑問が残ってるかと思います。そこで、我が家が使用しているタープのご紹介と、今(2021年10月現在)の売れ筋タープを何点かご紹介します。
自分のキャンプスタイルに合うタープを見つける参考になれば幸いです。
ヘキサタープ3選
我が家で愛用しているヘキサタープ【コールマンXPヘキサタープMDX】
写真の通りメインポール2本がクロス形状になっているため、ガイロープとペグが少なくて済む事、サブポールを使用する事で色んな形状に変形出来るので、使い勝手は非常に良いです。 メインポール2本の長さが可変式でないため、設置高さを低くする場合などではメインポールが少々邪魔になるのがちょっと使い勝手が悪い所かなぁと感じていますが、それ以外の大きな欠点は感じられず、雨天や強風でも安定した設置が出来るのでお薦めです。
Amazonで星4以上の評価が高いヘキサタープ
【DODいつかのタープ オールインワン】
ペグやガイロープ、袋など必要なものが全てそろったオールインワン商品で、ランタンフックにもなる延長ベルトも付属しています。 値段もお手頃で、収納袋に組み立て方のコツが縫い付けられているのが初心者に優しいです。(組み立て方とかは結構迷ったりしますが、いざ必要な時に袋の中に入ってなかったりするので助かりますよw)
【Soomloomヘキサタープ】
コットン35%、ポリエステル65%のポリコットンで、肌触りが良くカビ防止の加工がされているのが良いです。 また、グロメットとロープを結ぶループが全部で12か所付いているので、色んなバリュエーションでレイアウトが変更出来るのが強みです。
レクタタープ3選
我が家で愛用しているレクタタープ【Soomloomレクタタープ】
今年(2021年)の8月に購入した我が家の最新タープです。 レクタタープでグロメット、ループの数も多く様々な形状に変化出来るのが良いです。値段もお手頃で、裏側面はシルバーコーティングされているのでUVカットが抜群です。
評価の高いレクタタープ
【GODEARUタープレクタタープ】
ポリエステル65%、綿35%のポリコットンで、耐火性に優れているのと、防水防カビ加工されているのでBBQや焚き火が安心して出来るのと、雨や風の時にお薦めです。
【JPDealタープ】
防水性に優れており、汚泥性(汚れ)にも耐性があり収納がコンパクトです。また、大きさも3種類あり、いざという時にはグランドシートとしても使えるのが良いです。
スクリーンタープ3選
我が家で愛用しているスクリーンタープ【コールマン タープ ラウンドエアスクリーン/400】
2016年から使い始めた我が家のスクリーンタープですが、側面がしっかりとしたメッシュで、夏のキャンプ、海キャンプでは虫や蚊をしっかりと防いでくれたし、高原地でのキャンプでは寒さも防げて非常に快適でした。 ただ、物が大きくて荷物としてかなり嵩張るのと、組立がテントと同じような手順で少々めんどくさいです。 我が家はキャンプにワンコ(小型犬)を連れて行く事が多いので、ちょっとした脱走防止としても重宝していますw
評価の高いスクリーンタープ
【コールマン シェード タフスクリーンタープ400】
大きさはスクリーンタープとしても大きめで、側面の開口部のバリュエーションが豊富で、同じコールマンのテントと接続が容易なのが良いです。また、両側のキャノピーを張り出せば、かなりの広さで日陰を作る事が出来るのも特徴です。ポール本数が少ないため、他のスクリーンタープに比べて設置が簡単なのもお薦めポイントです。
【コールマン スクリーンキャノピージョイントタープ3】
スクリーンタープとしては値段がお手頃価格で、4人以下での使用では十分な広さがあります。また、名前の通りジョイントタープでテントとの連結も簡易に行えます。但し、設置する時は一人での設置は厳しく二人以上での設置をお薦めします。
テント+タープ一体型
我が家が使用しているタープとお薦めタープをご紹介しましたが、これからキャンプを始める方や初めてテント、タープを購入される方であれば、テントとタープが一体化した物もあるので、一つの選択肢として良いかと思います。ただし、設置スペースが完全固定になってしまうのと、組立方が少々めんどくさいのが難点ではありますが……
スノーピーク(snow peak) テント タープ エントリーパックTT SET-250RH 4人用
ファミリーにお薦めのテント+タープのセットです。キャンプ場でも良く見かけるタイプで雨天時でもテントとタープの間で濡れる事無く移動も出来るので快適キャンプが楽しめます。
コールマン(Coleman) テント タフスクリーン2ルームハウス MDX
こちらは、テント+スクリーンタープが一体化したものです。コールマンの2021年モデルで、テントとタープを初めて購入する方やファミリーにお薦めで、購入者の評価も高いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ピックアップしたタープ3種(ヘキサタープ、レクタタープ、スクリーンタープ)はタープの中でも代表的な種類で、初心者の方や初めてタープを購入する方に特にお薦めするタープ形状です。
費用の面で言うとヘキサタープかレクタタープが無難ではありますが、スクリーンタープも例えば夏の海辺や山間部でのキャンプで虫が苦手な方や、プライベート空間を作りたいといったファミリーには、かなりお薦めです。
キャンプに行く人数構成や場所、時期によってどのタープが正解と明確には言えませんが、今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったタープを選び、快適なキャンプライフを楽しんでいただければ幸いです。