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キャンプ場での水遊びや、子供連れでのキャンプ。2泊以上でのキャンプなどでは濡れた水着を干したり、タオルを干したり洗濯物や濡れたものを干したいって時に、ロープなどで即席の物干しを作る事は良くあります。自己流のロープワークで対応している時によくある失敗談として、ロープの緩みで洗濯干し自体の倒壊や、突風などでハンガーが抜けて、せっかく洗濯したものが外れてしまったりのトラブルも多くあります。
では、どのようにして物干し竿代わりでロープを張れば良いのか?その結び方はどうすれば良いのかをご紹介します。
【キャンプで役立つ8つのロープワーク】連続写真でイメージしやすく分りやすく解説!
もくじ
予備のポールなどがある場合
テントやタープで使用していないポールや予備のポールがある場合の洗濯干し場所を作る方法。
Aの部分
Aの部分は、下側に洗濯干し用のロープを取付け、上側に張りを保つための引張用ロープを引っ掛けます。
引張用のロープの結び(輪っか)は「二重八の字結び」が良い。
洗濯干し用のロープは「二重八の字結び」または「ふた結び」が良い。
Bの部分
Bの部分はペグでしっかりと固定する。
Cの部分
Cの部分は自在金具で絞り、しっかりとテンションをかけるようにする。
自在金具がない場合は「自在結び・引き網結び」で対応する。
Dの部分
何もなしのストレートでも良いが、通常の物干しと違い、ロープの場合はハンガーを引っ掛けても滑りやすく、強風が吹くと洗濯物が動いてしまったり、最悪は外れてしまう事もあるので、中間ループ(輪っか)を作っておくと便利です。
中間ループは「よろい結び」でも良いが、「バタフライノット」がおすすめ。
ロープの長さが足りない時は「テグス結び」で2つのロープをつなげよう。
周囲に木々がある場合
周囲に木々がある場合は、単純に木と木にロープを結べば良いので簡単です。
Aの部分
Aの部分は「ねじ結び(別名:立木結び)」でしっかりと結びます。
Bの部分
さて、もう片側の木にロープを結ぶ場合は、「ふた結び」または「自在結び(引網結び)」で結び、AとBの間でしっかりとロープを引っ張りながら設置する必要があります。
Cの部分
ポールがある場合と同様に、「よろい結び」または「バタフライノット」で輪っか(中間ループ)を作っておくと便利です。
長さが足りない場合はロープをつなげる「テグス結び」が便利!
まとめ
物干しを作る場合、ロープワークさえしっかりしていれば何も迷う事なくどんな場所でも物干しがロープで作れます。
ここで説明した内容は一般的なパターンで考えていますので、それぞれのキャンプ場やサイトによって、方法は様々です。また、テントやタープに標準で付属されているロープのみではなく、予備ロープや用途別でのロープをキャンプ場へ持ち込む事により、予期せぬロープの切断や損傷、ちょっとしたトラブルなどが無く、より快適な環境でのキャンプになることでしょう。